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個人商店は消費者をバカにしたら駄目ですよ。 [リサーチ]

以前、「地域の活性化なんて、当事者で本気で望んでいる人に会ったことがない。自分の商売だけうまくいけばいいと考えている」ということを書いた記憶がありますが、地域が廃れる理由がまたひとつわかりました。

今回はその話。

娘の自転車のペダルが割れてしまった。友達の自転車を譲ってもらったのだが娘で3代目のお下がりで、プラスチック劣化が原因のようだった。

自分で修理交換できるだろうと思って試してみたのだが専用工具が必要なことがわかって、まちの自転車屋で直すことにした。

3駅分3件程回りました。今どき自転車1万円以下で買える時代。手間賃入れても千円台でないと納得できないので、最後の砦「自転車のあさひ」に持ち込む前にいい自転車屋を探し当てたかった。

  1. 1件目、自転車を持ち込むと「2000円だね。」子供用なのでお取り寄せですね。と60代位の店主。
  2. 2件目、最寄り駅で唯一の自転車屋。「2650円。」とチラ見で値段だけ言い放った。
    ここは以前、妻の自転車の修理をお願いしようとしたら1万円以上かかると言われ納得できなかったので、他の店に持って行ったら千円で直ったり、娘の最初の自転車は成長に併せてメンテが必要なのは明らかなので「一番近い」と理由でこの店で買ったのだが、調整をお願いしても面倒そうに、また適当な仕事をするので、信頼できない店である。
  3. 3件目、隣駅の中規模な商店街。愛想のいい奥様店主が店の外まで出てきてくれて「1500円ね。子供用あるかしらね」とパーツを探して錆びたペダルを30分位かけて外して新品に交換してくれた。汗を流しながら頑張ってやっくれた。自分も少し手伝った。

愛想のいい店主に、ここにたどり着くまでの値段の話をしたら、「”あさひ”さんができて、市内で自転車屋が3軒も廃業したのよね」 としんみり。ここも痛手を受けているのだろう。もし自分も車を持っていたら自転車を積んで行くと思う。仕事はキッチリで納得のいくパーツ代+工賃。新車を買うにも種類が豊富。なので普通の町の自転車屋を選択する理由が無い。

個人商店は適正な価格にすべき。今の人は行動エリアが広く、情報も広い範囲で探すので割高なのはすぐにバレますよ。8歳の子供にバレるような不誠実な商売は止めてください。
また、客の期待に応える商売をするべきだと思います。
自分のセンスを押し付けては駄目。
洋品店なんていつ仕入れたのという感じの古いデザインの服を平気で売っていて、
散髪屋は店から出てくる客の髪型が皆同じなのはアンマリです。
豆腐屋もおからドーナツ位チャレンジしてほしいですな。

ということで、昔、そこそこ良かった時期にやってた商売のスタイルを続けてイケル商売と、考え直さないといけない商売があるはずなので、限られた商圏で商売をやっている人は価格相場くらいはチェックしてください。1度騙されたと判ったら余程のことがないと2度と利用されることはないので。

個人的には自転車屋で昼間(営業時間中)でも有料空気入れ機で金を取る店は信用できません。


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ネットの嘘と地域情報&ITの勘所 [リサーチ]

日々、フィールドワークして、まち情報のニーズと受け側のギャップなどを探っています。今日も隣の市をあるいてお祭り準備風景などを見てきました。

2010年4月頃ですが、ある音楽教室のPRを総合的に手伝っていたことがあり、ウエブ企業の「お店はホームページが必須です。制作料100万円月額維持費1万円」という営業&商売に出くわしました。

まちの音楽教室のPRに”SEOコンサルタント”は絶対的にいらない。その商材に騙されそうになったオーナーさん、それには私のアドバイスに従ってくれましたが、利用中だった別の有名フリーペーパー会社の携帯集客オプションサービスに契約してしまいました。

「それは一見さんの多い業態向けの機能なのでターゲットが違う。生徒が50人満たない現在、必要ないし時間もないから絶対に使いようがない。」と 釘を差していたのだが、どういう再提案をうけたのか、契約しなきゃ損に思えたようでした。

1人の生徒授業料がスルーして使わない効果ないサービスの提供会社に流れている。

オーナーのお金なので、これ以上口出ししないようにしようと思ったのと同時に、そういうお金のつかいかたじゃあ講師もモチベーション上がらないだろうな発展しないだろうなと、積極的な関わりをやめた。

93年位からIT系でやってきて、ここ10年位は生活圏でのリアル商売やっている人とドップリ関わるようになり、ネットの普及具合を俯瞰してみることができる。
以前は「アメリカで成功したIT商売を日本に持ち込めば成功する 」と言われていたのが、「ネット上で成功したマーケティング=騙しテクニックを個人経営店に持ち込めば、なんぼか儲かるよ」という感じになってきた感がある。

多くのその手の業者は嘘っぽいためか、店主ダマされないし、知識もなくお金がないようなのでウチの生活圏ではお店ホームページは浸透していないようですが、最寄の商工会の市内商店寄せ集めサイトでプレゼント応募したら、3回連続当選したり、1回の懸賞に2回応募したら2重当選してしまったり(わざとではなく1回応募したことを忘れていた)の現実を体験すると(まあ嬉しいのだが)第三セクターさえもがプチswindleする現実に切なくなってしまう。(地域の場合おつきあいや税金対策ってこともありますが)

「みんなそうやってるから」という言葉や風潮に弱いんだろうな。

まあ、お店のウエブサイトがあってもいいと思うが、今や乱立しすぎて大抵は見つからんし,といいますか、大げさにSEOやらなくてもGoogle プレイスで十分なんだが。

2010年の現在、(通販しない)多くのお店は「お金をかけてまでホームページ(本当はウエブサイトと言うべき)をつくるべきではない」と断言させていただきます。

ブログかkaty無料プランとGoogle プレイスで十分。

まず、売りもんが自信を持って売れる価値あるもの価値あるサービスであるよう磨いてください。

そして囲い込みしたいなら、メールじゃなく常連客に電話営業して「絶対お店にきてよね。」と声で思いを伝えてください。

広告やネット上では数字や成功事例、本当のようなつくり話、過剰な演出が可能で独自のマーケットが構成されていて、一部の人はそれで食っていけているようです。

しかしこれでは世の中にIT不信感が広がるだけなので、必要でない業態やお店には「お宅(御社)には携帯メールで十分ですね」と身を引く良心的な業者があってもいいと思うのです。ドメインは不要。

2005年位までであればお店のホームページ、ギリギリ宣伝にもなったかもしれないが、完全に出遅れです。

また、

「(もしPRして客が増えたとして)品切れになったら常連さんに悪いから。。」

とか

「ウチは作りおきじゃなく注文受けて1品1品作って目でもおいしいよう盛り付けして出しているのに、それを提供が遅い。ってXXXXに書かれた」という話を聞くとクチコミメディアも否定したくなります。

雑誌やネットで好評価で評判になって行列が出来ていたとしても、自分の好みでなかったり実際はそれほどでもなかったりします。

地域ITでは、たくみな表現ではなく、そこでどう楽しんだらいいかを、いいタイミングで広く出していけるのがポイントだと思っています。

客観的な視点でオーナーや周りの人にも気がついていない魅力を伝える付加価値を持って。

 

私はSEでもありサーバ&通信系IT全般アナリストかつ地域情報のプロフェッショナル(になった)なのですがウエブデザイナーでは御座いません。


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地域(エリア)の魅力=人の魅力 [リサーチ]

日々フィールドワークをしていますが、やはりどう考えても、
エリアマーケティングの要は人物の魅力がキーなんだな。

ネズミーランドにしても個性のはっきりしたキャラクター&教育の行き届いたキャストが夢の国の実現という目標で統一された行動&演出で納得の行く価格としてゲストは入園料という税金を喜んで払っているわけです。

自転車で30分の吉祥寺はマンガにもよく登場していて実際有名人も”住んでいる”らしいのでツイツイ買い物に出かけたり、映画を見たり動物園に行って消費をしてしまいがち。駅を中心に1。5km圏内に全ての夢が転がっていそうな気がします。(現実は何も見つからないことが多いのですが。)

吉祥寺エリアに9年、西東京市エリアに9年住んだ私が断言しますが、
税金面を除いて、子育て生活の基盤を築く環境は西東京市のほうがいいです。
自然が隣接している。娯楽が多すぎない。人付き合いの機会が増えた。等々。
(教育はどこに住んでも学校に依存してはあかんよ。)

近所の寂れた商店街の酒屋は話好きな家族が経営していて、
気の効いたサービスをしてくれるので
飲料はそこで買わないとなんとなく裏切った気分になってきている。

近所の人気のパン屋は、美味いだけでなく、はたらく10人くらいのスタッフは
いつも元気。ぬくぬくのパンを抱えて店を出るときは何か満たされた気分になる。

畑に隣接した野菜スタンド(畑の八百屋とウチは命名している)で、野良着を着た
おばちゃんと会話しながら、娘と生のトウモロコシを最高最高と囓り夏を楽しむ。

田無警察の警部と語っていると、人が好きなんだなあ守ってくれてるなあとシミジミ感じさせてくれる。

数年前から、外出すると必ず顔見知りに会って挨拶を交わす感じになってきた。
たかが挨拶し、声を掛け合うだけなのですが、ちょっとした幸せ感があります。


そんなことを考えていて最近結論に達したのですが、
影響力のある人物が「ここ最高」とTVや雑誌などの顔の見えるメディアで、
魅力を語り尽くしたり、楽しげに過ごしている様子を見せればにぎわってくると思っております。

樫野さんはこんな手段で、人の魅力を見せてます。

影響力がなければ影響力や魅力をつけて恥ずかしがらずに、
リスクを背負いつつ矢面に立って、
ここに住んで良かった、ここに来てなんか幸せを上手に伝える表現力を磨きつつ

最後にIT等を使って、全世紀よりも安く効果的に宣伝することでまちや人の暮らしが潤っていけるはずです。
と仮説を立て

で、魅力のある人物をどんどん紹介していきたいと、
まずは、関わっているFM西東京スタッフの紹介を全面に押し出したところです。

とんちゃんクミッチェルの街と人の魅力オモシロを嗅ぎつける能力&センスは感動しますので、
良かったらラジオ聴いてねではなく、
西東京市民全員聴きなさい。
サイマル聴きなさい。
と命令口調でオススメさせていただきます。
まずはそこからだな。

TSUDOI、手段をクロスメディア化し総合的に地域プロデュースしつつ皆で成功モデルをつくります。
FMに依頼すれば賑わいがうまれ、市内消費を増やせて、移住者増>教育レベル+農業+消費+選挙投票率UPなどの効果をださなきゃいけない。

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AdWords効果で電話問い合せが来た件について [リサーチ]

Google AdWordsで災害ソリューションを宣伝

先日、google Adwordsを初めて登録し有料広告を出しました、

ターゲットをかなり絞って広くではなく、必要とする層を狙って設定し、

チューニングを重ねたところ、初めて電話問い合せがありました。

それも近所で狙った層からです。


これまで、メール問い合せはあったんですが。スゴいです。恐るべしグーグル。

しかしながら、宣伝費はかける訳にいかなくて無料枠内で収めるつもりなので、

模索しつつもっと効果的な方法を考えます。

 ピクチャ 1.jpg

アクセス数もハイペースで増加傾向。

クリックされなくても表示されているということなので潜在的に覚えてもらえてたらいいな。

ニッチ市場、ニッチマーケットの商売にはアドワーズ=SCM適してるのかもしれない。


タグ:adwords

地域メディアの成功例を(数の割に)あまり見ない理由 [リサーチ]

知っている人は知っているガ島通信 藤代裕之さんにあったことがあるので久々に読んでみた。共感できる考えがかなりあったので下記の記事を紹介する。

メディアは魔法の杖ではない、地域メディア実践者の「もやもや」した議論から見えてくるもの

様々なメディアをつかって「地域」の問題を解決しようと頑張っているという話なのだが。

結論から言うと、日本人の半分くらいは

  • 地域に興味を持っていない。
  • 社会やコミュニティに期待していない。
  • 現状に満足している/諦めている。
  • 求めることは多くても与えることは少ない。
  • 人との深い関わりを求めていない
  • 便利、安心、無料でもいらない。
  • 新たなことに取り組まない。

というのが僕が地域に関わって悟ったことだ。
あと、メディアもな〜んか整っているが魅力が薄いことも問題。市役所のHPや市報は特に「見なくてもいいよ」と言った感じを受ける。

地域情報サイト、紙メディアなどをチェックしまくり、どこで何が行われているを整理すると色んなことが行われていることがわかり、実際参加したり、足を運んでみると半分くらいは、満足に楽しめる催しだった。
休日子供と近所を散歩してるだけでも色んな催しに遭遇することも少なくないのだが。

幸せを探し求めれば見つかるのに、最初から諦めていて探そうともしない。

といいますか老人も含めてどの世代でも「与えられることが当然」と思っている人が多いのである。その層は耳元まで行って判るまで丁寧に教えてあげるか、「この情報/サイトを見ないと大損しますよ」ぐらい強力なチカラが必要なのである。

選挙権を持つ人になら「投票行くと住民税3ヶ月分免除されますよ」くらいの判りやすい損得で地域を意識させる。

現代は確実に、「マス」は効果がない。特に生活圏では。 多様化が許されている時代なので「マス」はもう無理と感じる。
でもね、同じエリア、同じ時代に生きてるわけなので、地域の人だけでも同じものを食べたり見たり体験したりして思い出や経験を共有したほうが生きてて楽しいよ。←(これが地域メディアで意識しなければいけないところ。)

つながっていないことは非常に危険であって、災害や犯罪に巻き込まれた時だけでなく、誰も教えてくれなかったから「知らない」状態も同じようにまずい(ゴミ捨てのルールが変わった等)はずなのであるがまた、自分の命は自分で守るべきなのだが、受け身が当前になっている人は誰かに助けてもらってあたりまえなのである。たとえ孤立していても、それは自分のせいではなく他人のせい社会のせいと考えてしまっている。2011年アナログ放送終了の告知もそういう層のためにしつこくやってると思うとやるせない。

こういう輩には理屈抜きの楽しいオモロい催しを見せて、「なんでこの人らはあんなに幸せそうなんだろう」と思わせるのが第一歩なのである。

つながりや一体感を求めようという意識、間違ってはいないのだが、地域に、活動している人々に「幸せ感」が漂ってるか?感じられるか?見えるか?伝えようとしているかって問いたい。 

さびれたような田舎の集落でも、“箒で掃いたあとが残る道を歩く”と 知らない地元の人に「こんにちわ」って言いたくなる感覚もその一種だなあ。(わかりにくいですかね)
王将餃子をつまんでタレに付け口に運び「んっま[るんるん]」と幸せそうにコメントするお笑い芸人の映像に優るPRはない。

地域メディア実践者のメディアを見ない人に対する「利害」の意識 も幸せ感を薄くしているのではないかと思う。一体感や連携に必要性を説くべきじゃない。

西東京市のタウンミーティングで、「私は平和活動をやっているが人が集まらない。大切なことなので市は協力的になってほしい(PRしてほしい)」と訴えている人がいたが、その戦争の話を聞く集会を積極的に行きたいと思えなかったんだよな。
僕の伯母は、「幸せや。ホンマに自分は幸せやで」と言っている。幸せな理由を聞くと必ず「満州に行ったり空襲を乗り越えてきたからこそそう思うんや」とそういう意外性でついつい興味深く聞いてしまう。

地域の人々がメディアを使って情報発信するだけで評価される時代は終わり、目的のためにどんなメディアを設計するのか、人々がつながるためには具体的に何が必要となるのかが問われることになるでしょう(つながらなくてもいいという議論もあるかもしれないが…)。

ネットでも、紙でもリアルでも楽しいことを続ける。個を認め尊重することとか、楽しいことを楽しく伝えることが地域メディアに必要かなと思う。自己主張したいだけに見えることもある。

市内の清掃活動、なんか良かったんだよな。 チラシ配りまくりや地域メディア、ネット上のあらゆる掲載もやったけど結局人を多く集めたのは人徳ある人の呼びかけだった。←(しかしながらメディアでももっとスゴい仕掛けができると思ってます)個人でも清掃したことがあるが、大人数でやったほうが楽しさ倍増。

論理的な人や立場でものを語る人にはわかり難いことであったり、なんでうまくいかないんだろうと悩むところが、「多くの庶民は感情や目先の損得で動く」という事実。

地域活動や地域メディアが、地域の活性を目的にしているといいながら、「どういう状態が地域が活性しているか?」が定義されないままスタートすることもありがちで、活動による結果の満足度がまちまちになってしまう。メイン通りと裏通りに面している商店なら集客減の深刻さも違うように。

あと、地域情報を得ることによって「発見」の先に「感動」が実際あるのですが、大手ポータルでも、地域サイトやSNSでも、それを伝え切れていない。感動へつながるアプローチも工夫されていない。(感動例:行って良かった住んで良かった勇気がもらえた最高の体験ができた美味すぎるかりんとうで泣いた困っていたとき親切にしてもらえた最高に美しい花が咲いていた)

結論:メディアにせよ、イベントにせよ楽しげに表現PRし、楽しくやることがうまく行くコツですな。(しかめっ面な人。怒ってる人、泣いてる人には近寄りがたいでしょ)


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Yahoo地域情報の弱点 [リサーチ]

Yahoo地域情報の弱点を見つけた。

場所 「台場」 キーワード 「イベント」で検索したら 浦安や渋谷のイベントが混在して出てきた。 これって作る側としては自分で毎日使いたいサービスになっていないんじゃないか。 

台場駅周辺のイベントで検索した結果 - Yahoo!地域情報.png


ソフトウエア会社で勤務していた時「自分で使わないようなソフトは売るな」って叫び続けていたなあ。

こちらも他社のことあまり言えませんが。

 


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