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ネットの嘘と地域情報&ITの勘所 [リサーチ]

日々、フィールドワークして、まち情報のニーズと受け側のギャップなどを探っています。今日も隣の市をあるいてお祭り準備風景などを見てきました。

2010年4月頃ですが、ある音楽教室のPRを総合的に手伝っていたことがあり、ウエブ企業の「お店はホームページが必須です。制作料100万円月額維持費1万円」という営業&商売に出くわしました。

まちの音楽教室のPRに”SEOコンサルタント”は絶対的にいらない。その商材に騙されそうになったオーナーさん、それには私のアドバイスに従ってくれましたが、利用中だった別の有名フリーペーパー会社の携帯集客オプションサービスに契約してしまいました。

「それは一見さんの多い業態向けの機能なのでターゲットが違う。生徒が50人満たない現在、必要ないし時間もないから絶対に使いようがない。」と 釘を差していたのだが、どういう再提案をうけたのか、契約しなきゃ損に思えたようでした。

1人の生徒授業料がスルーして使わない効果ないサービスの提供会社に流れている。

オーナーのお金なので、これ以上口出ししないようにしようと思ったのと同時に、そういうお金のつかいかたじゃあ講師もモチベーション上がらないだろうな発展しないだろうなと、積極的な関わりをやめた。

93年位からIT系でやってきて、ここ10年位は生活圏でのリアル商売やっている人とドップリ関わるようになり、ネットの普及具合を俯瞰してみることができる。
以前は「アメリカで成功したIT商売を日本に持ち込めば成功する 」と言われていたのが、「ネット上で成功したマーケティング=騙しテクニックを個人経営店に持ち込めば、なんぼか儲かるよ」という感じになってきた感がある。

多くのその手の業者は嘘っぽいためか、店主ダマされないし、知識もなくお金がないようなのでウチの生活圏ではお店ホームページは浸透していないようですが、最寄の商工会の市内商店寄せ集めサイトでプレゼント応募したら、3回連続当選したり、1回の懸賞に2回応募したら2重当選してしまったり(わざとではなく1回応募したことを忘れていた)の現実を体験すると(まあ嬉しいのだが)第三セクターさえもがプチswindleする現実に切なくなってしまう。(地域の場合おつきあいや税金対策ってこともありますが)

「みんなそうやってるから」という言葉や風潮に弱いんだろうな。

まあ、お店のウエブサイトがあってもいいと思うが、今や乱立しすぎて大抵は見つからんし,といいますか、大げさにSEOやらなくてもGoogle プレイスで十分なんだが。

2010年の現在、(通販しない)多くのお店は「お金をかけてまでホームページ(本当はウエブサイトと言うべき)をつくるべきではない」と断言させていただきます。

ブログかkaty無料プランとGoogle プレイスで十分。

まず、売りもんが自信を持って売れる価値あるもの価値あるサービスであるよう磨いてください。

そして囲い込みしたいなら、メールじゃなく常連客に電話営業して「絶対お店にきてよね。」と声で思いを伝えてください。

広告やネット上では数字や成功事例、本当のようなつくり話、過剰な演出が可能で独自のマーケットが構成されていて、一部の人はそれで食っていけているようです。

しかしこれでは世の中にIT不信感が広がるだけなので、必要でない業態やお店には「お宅(御社)には携帯メールで十分ですね」と身を引く良心的な業者があってもいいと思うのです。ドメインは不要。

2005年位までであればお店のホームページ、ギリギリ宣伝にもなったかもしれないが、完全に出遅れです。

また、

「(もしPRして客が増えたとして)品切れになったら常連さんに悪いから。。」

とか

「ウチは作りおきじゃなく注文受けて1品1品作って目でもおいしいよう盛り付けして出しているのに、それを提供が遅い。ってXXXXに書かれた」という話を聞くとクチコミメディアも否定したくなります。

雑誌やネットで好評価で評判になって行列が出来ていたとしても、自分の好みでなかったり実際はそれほどでもなかったりします。

地域ITでは、たくみな表現ではなく、そこでどう楽しんだらいいかを、いいタイミングで広く出していけるのがポイントだと思っています。

客観的な視点でオーナーや周りの人にも気がついていない魅力を伝える付加価値を持って。

 

私はSEでもありサーバ&通信系IT全般アナリストかつ地域情報のプロフェッショナル(になった)なのですがウエブデザイナーでは御座いません。


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